見守りロボットをはじめとする介護DXで活用できる機器

介護DXで活用できる機器の１つは、見守りロボットです。パナソニックの見守り介護ロボット「LIFELENS（ライフレンズ）」なら、訪室しなくてもビューレカカメラによってパソコンやスマホで入居者の状況を確認できます。ベッドにはシートセンサーが付いており、ベッド上での動きや睡眠状況などを検知することができます。

パラマウントベッドの見守りセンサー「眠りSCAN」は、マットレスの下にセンサーが設置されていて、体動を測定できるシステムです。スタッフルームのパソコン上に、「睡眠状態」、「覚醒状態」、「離床状態」がアイコンで示されます。1分間の呼吸数や心拍数も表示され、訪室しなくてもスタッフルームで入居者の状態を確認できるメリットがあります。「眠りSCAN」の導入によって、介護スタッフが効率的に巡回できるようになります。また、不要な訪室で入居者が覚醒しないようにすることもできます。

株式会社くすりの窓口が提供する「コメットケア」は、介護記録システムです。入力した内容は、リアルタイムで他のスタッフと共有できます。介護記録を書く時間を大幅に減らせるだけでなく、記録されたデータを活用し、質の高い介護サービスを提供できます。

アメリカのアイオロス ロボティクス （Aeolus Robotics）社の「アイオロス ロボット（Aeolus robot）」は、見守りや運搬などを行える人型のロボットです。スタッフや入居者の音声による指示に従って動くことも可能で、各施設特有の用語や専門用語にも対応しています。